>>2014年8月4日更新

第1回:BGP/MPLS VPNの仕組み(2/2)

「BGP VPN」の仕組みや、FlowMonでのBGP VPN帯域監視の実現方法について解説します。



コアネットワークの動作

コアネットワークは、通常のルーティングプロトコル(IS/IS、OSPF、Static、その他)、MPLSプロトコルおよびLabel配布プロトコル(LDP/TDP)で制御されます。
コアネットワークはエッジネットワークのIPアドレス構成、VLAN構成などの環境には依存しない構成となっています。
ルーティングプロトコルは、コアネットワーク内のP/PEルータ間で経路情報を交換し、最適なルートを構成します。

Label配布プロトコルLDP(Label Distribution Protocol)、CR-LDP(constraint-based routing label distribution protocol)、RSVP-TE(RSVP Traffic Engineering)、などは、P/PEルータ相互間でLabel情報の交換を行うプロトコルです。
ここでは、LDPプロトコルを使用した場合について説明します。

MPLSプロトコルは、Ethernetパケット内に「Label」と呼ばれる20ビットの識別子(実際のLabelの長さは制御情報が付加され32ビット長)を挿入し,入出力の情報を管理します。P/PEルータは、ルーティングテーブルでは無くこのMPLS Label情報に基づきパケットを高速に交換します。
Labelは、シムヘッダーと呼ばれMPLS固有のヘッダーの形でパケットの第2層ヘッダー(Ethernet)と第3層ヘッダー(IP)の間に挿入されます。
シムヘッダーは,多重構造を取ることが出来、これをLabelスタックと呼びます。複数のLabelは目的に応じて使用されます。

BGP/MPLS VPNでは、一番目のLabelをコアネットワークのMPLS交換(これをTop Labelと呼びます)に使用され、2番目のLabelをエッジネットワークの利用者VPNの識別(これをBottom Labelと呼びます)に使用します。

図-2 には、MP-BGPのLabelの構成を示します。

図-2 シムヘッダーの構成
図-2 シムヘッダーの構成



次号では、コアネットワークの動作について説明します。